デザイナーとして依頼を受けるときに心がけていること

こんにちは、メロンです!
数年ぶりにWEBチームに新しいメンバーが仲間入りしました。

デザインの研修やフィードバックをしていると、自分も改めてデザインの基本というものを学び直している感覚になります。
長年デザインにふれていると、慣れであったり効率的なやり方を突き詰めがちですが、
新しいメンバーが入ることによって、初心にかえり、一緒に考えるということが増えるので、刺激的で学ぶことも多いです。

今回は、初心にかえりながらも、
個人的に思う「デザイナーとして依頼を受けるときに心がけていること」についてお話しさせていただきます!

デザイナーの仕事

そもそも…
「デザインする」とは、キレイな色使いのサイトやスタイリッシュなサイトをつくることでしょうか?
「デザインする」とはどんなことでしょうか?

「design」の直訳は、「設計」という意味です。

引用:wikipedia

■デザイン
本来この語は設計のことであり、形態や意匠に限らず、人間の行為(その多くは目的を持つ)をより良いかたちで適えるための「計画」も意味する。人間が作り出すものは特定の目的を持ち、それに適うようデザイナー(設計者)の手によって計画されるのである。
 
■語源
デザインの語源はデッサン(dessin)と同じく、“計画を記号に表す”という意味のラテン語designareである。また、デザインとは具体的な問題を解決するために思考・概念の組み立てを行い、それを様々な媒体に応じて表現することと解される。

では、AとBのどちらが 赤字「テキスト」 を見つけやすいでしょうか?

あれもこれも目立たせると、Aのように結局情報が埋もれ、見つけにくくなってしまいますね。
上記の例はピンポイントですが、情報の優先順位・精査、配色、配置、余白、タイポグラフィ(文字装飾)、グリット(整列)など、内容と見た目を整理し、ユーザーの求めている情報を見つけやすくしてあげることが「デザイン」であり、デザイナーの仕事だと考えています。

簡単に言うと、見た目だけがいい!というサイトをつくるのではなく、見た目も含め使いやすいサイトをつくる!ということが
「デザインをする」ということなのかなと捉えています。

デザイナーとして依頼を受けるときに心がけていること

言われたままをつくらない

サイトをつくる際に「こんな色がいい、こんなサイトがいい、こんな情報をいれたい!」など、
まずクライアントの要望をヒアリングします。

クライアントは自社の商品やサービスについて、ユーザー(消費者)に伝えたいことがたくさんあります!
ただ、要望を全て盛り込んでしまっては、情報が埋もれ、ユーザーが使いにくいサイトとなる可能性があるので、
クライアントから頂いた要望は、受け止め、自分の中に一度落とし込み、こうある方が伝わりやすい!など、
必ず自らの考えも取り入れてデザインをしていきます。

どちらか片方の意見だけではなく、自分もしっかりと悩んで考えて、一緒に形にしていく。
それを重ねた結果、「おまかせします!」とクライアントに信頼してもらう機会も増えたように感じます。

丁寧に仕事をする「5分ルール」

デザインラフが仕上がり、クライアントに確認をしてもらう段階の送付直前に「ん?」と思うときがあります。
「あれ?ここのスペースちょっと広すぎるな」
「改めて見ると、ここのアイコンは丸じゃないほうがいいかも…」
 
よし!と思って調整や確認を重ねたデザインでも、提出直前になぜか目に付くイケてない箇所。

そんなイケてない箇所を見つけた際には、必ず「5分ルール」というものを設けています。
「デザインを提出しよう!」ということに頭がいっているけど、「もしあと5分余裕あったらどうする?」と自問します。
「5分あるなら直せるな!」と、最終最終調整。

まいっかではなく、最後の5分まで丁寧に。

急いで提出しなきゃならないときほど、この5分ルールは大切になってきます。
最後の最後まで丁寧にやると、デザインラフから雑さが消えていくような気がします。

流行にながされすぎない

流行のデザインを常にチェックすることは大切です。
ただ、それが本当に今回のサイトに必要な機能なのか?
また、見た目が同じようなサイトになっていないか?動きがありすぎて結果使いにくいサイトにならないか?

まずは「ユーザーが必要な情報を見つけやすくすること」を軸にして、いかせるところにはいかすようにしています。

表現の一つとしてチェックするのは必須であり、仕組みを知るということも大切です。
また、流行の変化も激しいので、引き出しを増やす意識は常にもたないといけません…!!

まとめ

デザイナーとして依頼を受けるときに心がけていること

  • 見た目だけじゃない、情報を見つけやすいサイトをつくる
  • 言われたままをつくらない+自分の考えをMIXして一緒につくっていく
  • 5分前まで丁寧に仕事をする
  • 情報収集は常にして、いかせる引き出しを増やす

デザイナーとは一見華やかに見える仕事かもしれませんが、実は考えまくることや細かいこと、調整などの積み重ねです。
ただ、苦労した分、クライアントに喜んでいただたいたり、継続していただいたり、なによりユーザーがサイトを使いやすくなるということなど、楽しいと思えるポイントはたくさんあります。

初心を忘れず、丁寧に!そんな心がけを振り返ってみました。
長くなりましたが、本日はここまで!!