Instagramは承認欲求を満たしてくれる最高のSNS(暫定)説

友人の影響でK-POPにハマりつつあります…
TWICE→BLACK PINK→GOT7と変遷しBTSに落ち着きました。
デザイナーの青木です。

日々SNSを使う中で気がついた、
一つの仮説について考えてみたいと思います。

「Instagramは承認欲求を満たしてくれる最高のSNS(暫定)説」
です。

日々諸行無常いいね合戦


facebook、Twitter、Instagramの3大SNSについて考えてみます。

SNSに投稿したなら「いいね!」を貰いたいのが現代人の性。

いいねを貰いやすくする方法なんていう記事も出てますね。
よく言われている方法は、
「他の人の投稿にいいねをつけていると、
自分の投稿にいいねをつけてもらいやすくなる」
ということだそうですが…

誰の「いいね!」も信じられなくなりそうですね。

いいね!というニュアンス

そもそも多くの人にとって「いいね!」という言葉は、
facebookで初めて出会ったのでははないでしょうか。

facebookが日本で流行り始めたのが2011年頃とされているので、
そう考えると「いいね!」って新しい言葉なんですね。

誰かが投稿した記事や写真に対して、
コメントよりも気軽に「いいね!」、
琴線に触れた「いいね!」と、
「見たよ!」という意味合いの「いいね!」

使用の基準は人それぞれかと思います。

twitter、「ふぁぼ」から「いいね!」へ

ちょっと過去にさかのぼりましょう。

twitterが日本で流行り出した2009年頃、
ボタンは「リツイート」か「お気に入り」か「リプライ」がありました。

「お気に入り」=「favorite」=「ふぁぼ」と呼ばれてましたね。
マークも現在の♥マークと異なり、★マークでした。

段々懐かしくなってきましたね。

2015年頃、ふぁぼは姿を消します。
代わりに「いいね!」とされる♥マークが登場しました。

「いいね!」というニュアンス、当時facebookに慣れてきていたおかげで
ふぁぼに取って代わり、たやすく浸透したのではないでしょうか。

いいねのハードル、ふぁぼのハードル

ふぁぼよりも気軽に使える!
という印象を与える一方で、
「いいね!」したツイートが各自のプロフィールページに残るので、
実はふぁぼ機能とさして変わらないんですよね。
自分が反応したものが、他の人から見える場所に累積されます。

ちなみに「ふぁぼ」から「いいね!」に変更された理由は以下だそうです。
ご参考までに。
(記事)Twitter「お気に入り」を「いいね」に変更した理由がかっこよすぎる

♥マークと言えば、Instagramにもありますね。
こちらも「いいね!」みたいな機能ですけど、累積されない。
あくまでも、投稿された写真に、誰がいいね!を「くれた」かだけが残ります。

残る、残らない/見られる、見られない問題

「facebookがおじさん・おばさんのツールになってしまった」
「若者はInstagramに逃げた」
とされているので、
facebookの話は置いておきます。

累積される、されないという「いいね!」の例を出しましたが、
あなたにとって、どちらが「いいね!」しやすいでしょうか?

おそらく、「残らない」「他の人に見られない」という点で
Instagramの「いいね!」が使いやすいのではないでしょうか。

加えて、Instagramは2016年末に「お気に入り」機能をつけました。
こちらは他の人の投稿を保存(写真の累積)を目的としてますが、
他の人からは見えません。

累積されない「いいね!」を
コミュニケーションとして活用し、
保存したいものは、
累積される(他人に見られない)「お気に入り」をする。
上記のようなスタイルに変化したのです。

繰り返されるいいねの輪廻

「保存したい!」
という希望のみを活かすボタンをおくことで、
いいねのハードルを下げることが実現されました(累積されない・他人に見られない)。

「いいね!」とお気に入りをいっしょくたにしないことで、
逆にいいねを活性化させたと考えられます。

冒頭にお話したように、沢山いいねしただけ、
「いいね!」は貰いやすくなる、とされています。

誰かが投稿する

(自分が投稿した時に「いいね!」を貰いたいから)いいねをあげる

「いいね!」を貰うチャンスを増やしたい

もっと「いいね!」を貰えるチャンスを増やす
(Instagramをしょっちゅうチェックし、新しい投稿を探す)

「いいね!」もらう=うれしい
「いいね!」あげる=うれしい(=貰ううれしいが待っているから)

つまり、Instagramは人が常にみている可能性が高いので
「いいね!」を貰える可能性が高い。
=てっとりばやく承認欲求を満たせる

と考えられますね。

ストーリーの登場によるInstagramの投稿ハードルの低下

ストーリー機能の登場も、承認欲求のてっとりばやさを裏付けていると言えます。

以前はなんとな~く、
Instagramに載せる写真の基準を以下のように考えてませんでしたか?
・特別な日の写真
・特別な店の写真
「フォトジェニック」で「インスタ映え」する写真を投稿していたかと思います。

ですが、
日常を切り取って投稿するとされているストーリーの登場により、
Instagram自体のハードルも下がったと言われています。

つまり、
かつては「こんなの全然特別感ないから、Instagramに載せられないよ~」みたいな立場にあった写真を
Instagramに載せることが許される世の中が到来したことにより、
より投稿しやすく、
よりいいねされやすく、
より承認欲求が満たされやすい土壌になった、と言えるのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
Instagramは承認欲求を満たしてくれる最高のSNS(暫定)、
と仮説だて、
いままでのSNSの変遷を簡単にまとめさせていただきました。

多くのSNSにいえるのは、
「SNS=特別なことを投稿するところ」という認識の時代は終わったということですね。

SNSを使う目的は人それぞれかと思いますが、
人と繋がれるという意味で、SNS(インターネット)と現実世界との境界が薄くなってきています。
繋がりを大切に、マナーを守って使っていきたいですね。